論文・レポートの問いだけ

日常の問いを集めました。

論文レポートのテーマ集について

このブログでは、筆者が日常で抱いた疑問を、論文やレポートの問いとして使えそうな形で書き溜めています。

論文やレポートの執筆において、一番悩み時間がかかるのが「問いを立てる」ことだと思います。自分で問いを見つける力を身につけること自体が重要ではあるのですが、どのような視点から問いを立てればいいのかがわからなければ、卒論やレポートを書こうにも、途方に暮れてしまいます。

そこで、問いの立て方の例として、このブログが参考になれば幸いです。提出期限まで3日しかないのに、1文字も書けてない!というそこのあなたは、丸パクリしてもらっても構いません。(ただし、せっかく提出しても、大部分をそのままコピペしていると、剽窃だとして受け取ってもらえないかもしれません。)

同じ一つの問いを出発しても、私とあなたがたどる道は全く同じにはならないはずで、そのまなざし方の違いこそが人間のおもしろいところだと思います。

 

前向きに。

ハンバーガーはなぜアメリカで生まれたのか?

カリフォルニアのハンバーガー屋でハンバーガーを食べていて、ふと思った。なぜこんなにも、ハンバーガーはアメリカの象徴になっているのか?野菜と肉と小麦を一度に摂取できて、合理的ではあるけれども。ハンバーガーは、いつどのようにして生まれたのだろうか。そして、なぜ決まってフライドポテトを一緒につまむのか。手づかみで食べられるから合理的ではあるけれども。これもいつどのようにしてこうなったのだろう。

幸せ再確認ツールは、インスタグラムにしかないのか?

今年の12月24日から25日にかけて、インスタのストーリーを開いてみたら、これでもかというほど皆が皆、うす暗い明かりの中でケーキや食事が置いてある写真をアップしていて、なんだか異様だった。クリスマスって、こんなだったけ。

SNSの中でも特にインスタグラムは、自分の生活の幸せや充実度を再確認する場として機能しているのではないかと思う。例えば、自分の誕生日に、友人や恋人が夜景の見えるホテルを取ってくれて、ベッドの上には風船で飾り付けがされ、もらった花束やプレゼントを持って写真を撮ってもらう。それを投稿して、いいねやコメントをもらう。誕生日にはこの流行のテンプレートをなぞることで、自分の誕生日を祝ってくれる友人や恋人がいることの幸せ度合いを確かめることができるのだろう。幸福度や充実度の再確認のためのテンプレートは他にもまだまだあるだろう。成人式の前撮り、ウェディングフォトと結婚報告、これから生まれてくる子どもの性別をケーキや風船で発表するジェンダーリビールパーティー(Gender Reveal Party)など、枚挙にいとまがない。これらはSNSがない時代から存在していたものではあるが、インスタでよく目にするようになって、自分も同じようにしたい、と考えるようになった人は急増しただろうし、何より、インスタに投稿してみんなに見てもらうところまでがテンプレートになっている。他人に見せられるクオリティを追求し始めるので、写真を撮ったりパーティーをするだけでも、どんどん凝ったものになってきているのではないだろうか。つまり、自分たちの幸せを感じたり表現するための行為だったものが、他人に見せる前提でなされるようになったのである。

自分の幸せや充実感を、他人に見せること以外で実感する術はないのだろうか?

難解な語りをしたがるのはなぜか?

大学で全10回のゲストレクチャーを受けた際、抽象的な概念についてペラペラ話し続けたり、難しい哲学用語を並べて授業を行うゲスト講師が2~3人いた。ゲスト講師10人の男女比は男7:女3だったのだが、難解な語りをする講師に女性はいなかった。また、後期の全4回の授業は、ゲスト講師として女性と男性が2回分ずつ来た。女性ゲストはスライドを用いて、具体的で親しみやすい内容を話し、男性ゲストは抽象的で概念的な内容であるにもかかわらず、ほぼ全て口頭で授業を行っていた。なぜだか、難解な語りをするのはかなりの確率で男性なのである。なぜ、男性の中には、専門的で高度な知識を披露したくなる人が存在するのだろうか?